名前の表記:正式な人物名は「菊」。菊の花と読み分けやすくするため、物語本文では人物を「キク」と書きます。
「分からないなら、分からないまま残しましょう」
どんな人?
キクは、記事の文章に間違いがないかを確かめる校閲担当です。花言葉、地域の習慣、品種の歴史をひとまとめにせず、「どこで、いつ、誰が言ったことか」を分けます。ただし、相談者が「菊の花は見たくない」と言ったときは、文化の説明で打ち消すのではなく、その人の記憶を聞くべきだと学び始めています。
得意なことと、苦手なこと
一つの文の中から、確かめられる事実と、誰かの証言と、まだ分からないことを切り分けられます。しかし、間違いで誰かを傷つけることを恐れるあまり、相手の話が終わる前に資料を開き、説明で勝とうとすることがあります。
ふだんのキク
小型スキャナーと資料カード、朱色の色鉛筆を常に持ち歩いています。確認できない文には×をつけず、小さな?を残します。その?は否定ではなく、次に人の声を聞くための印です。
仲間との関係
- ローズ:証言の前後を聞き出す人。キクには見えない表情まで記録に持ち込んでくれる。
- ガーベラ:長い注釈を読める言葉へ変える人。削りすぎを心配するが、一番信頼している翻訳者。
- カーネーション:完璧な記録を待てない現場があると教える人。
物語で注目してほしいこと
30年前の未配達伝票には、残った記録だけでは説明できない空白があります。キクは、出典か人の声かを選ぶのではなく、両方を消さずに残す方法を探します。正しさを手放さず、正しさだけで人を決めない編集者になれるかが見どころです。

