一輪のように見えて、小花の集まり
ガーベラはキク科の多年草です。花の中心と、その周囲に放射状に並ぶ花びらのような部分は、多数の小さな花が集まった頭花です。一重、半八重、八重などの花形があり、赤、橙、黄、桃、白、紫系まで幅広い色があります。
原産と歴史
Kewによると、Gerbera jamesonii は南アフリカ北部からエスワティニにかけてを自然分布域とする亜熱帯性の多年草で、学名は1888年に公表されました。現在の園芸ガーベラには交雑品種が多く、花店で見る一輪を原種そのものとみなさないことが大切です。
日本の産地を知る
関東農政局の令和6年産統計では、静岡県はガーベラの出荷量全国1位です。温暖で日射に恵まれた浜松周辺は主要産地の一つで、国内の花産業と結びついています。
庭や鉢で育てる
暖かく、日当たりと風通しがよく、水はけのよい場所を選びます。株の中心部を土で覆わず、水やりでも中心を長く濡らさないようにします。多くのタイプは寒さに弱いため、5℃を下回る環境や冬の過湿を避け、品種ごとの耐寒性を確認してください。
切り花を楽しむ
農林水産省は、ガーベラを少量の水で飾る「浅水」の例として紹介しています。清潔な花瓶に少なめの水を入れ、継ぎ足しではなく毎日交換し、茎先を少しずつ切り戻します。茎が柔らかいため、深い水や汚れた水を避けます。
知っておきたい豆知識
RHSは、ガーベラが切り花としても長く楽しめ、涼しい環境では花瓶で一週間を超えて保つことがあると紹介しています。品種、鮮度、輸送、室温で大きく変わるため、日数を保証するものではありません。
ペットと暮らす家では
ASPCAは Gerbera jamesonii を犬・猫・馬に非毒性としています。ただし、農薬・品質保持剤・花瓶の水は別の危険があるため、口に入れない配置を基本にしてください。
花娘・ガーベラへつながる
多彩な色を「花を選ぶ入口」に変えること、難しい説明を明るくほどくことが、花暦編集室のガーベラの役割です。